コラム|埼玉県上尾市で歯科をお探しの方はとも歯科 矯正歯科クリニックまで

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マウスピース矯正に行き着いた理由

こんにちは。上尾市の歯医者 とも歯科矯正歯科クリニック院長の中川です。

ここ最近のコラムはマウスピース矯正のお話が続いていました。

色々な矯正の方法(銀色のワイヤー、舌側に付けるワイヤー等)がある中でこの透明なマウスピースを当院では皆様にお薦めしております。

機能的な部分は前回までのコラムで皆様にしっかりとご紹介できたのではないかと思っております。

さて、今回はメカニカルな部分のご紹介ではなく、私の透明なマウスピース矯正治療に対する想いをお話しできたらと思います。

 

・・・2005年 秋。まだ歯科医として院長ではなく、勤務医修行中の横浜の医院。

『あと半年でどうにかしてください!』ある日20代の女性の患者さまが当院に駆け込んでいらっしゃいました。

 

その方は半年後に結婚式を挙げるので、それまでに今の歯並びをどうにかして欲しいとのことでした。

半年で矯正をするのは正直難しいのですが、事情が事情でご両親も付き添いでいらっしゃっていたこともあり、やってみることにしました。

私は心を込めて矯正治療を行い、なんとか式までに治療を終え本人にもとても喜んでいただきました。

しかし当時は目立つ銀色のワイヤー治療しか選択肢がなく、患者さまに苦しい思いをさせてしまいました。

その中でも特に「痛み」と「見た目」は大変だったと思います。

治療を始めて一週間経った頃、涙声で電話がかかってきたのを覚えています。『先生、痛くてご飯が食べられない。』

そう。ワイヤー矯正は痛みを伴うことが多いのです。

しばらくはプリンやヨーグルトの様な流動食がメインだったと聞きました。

ご飯が美味しく食べられないと人生の楽しみを奪われてしまいますよね。

もう一つは「見た目」です。治療が終わり、装置を外して式に臨めたのは良かったのですが、式までは銀色の装置が付いており、その間に撮った写真には銀色が目立っていました。

式で流す思い出ビデオを撮ったのですが、銀色の歯で写っている自分の写真がイヤだったと聞いた時には、非常に申し訳なく思いました。

色々な経験を積み、2020年私は上尾に「とも歯科矯正歯科クリニック」を開業いたしました。

毎日の診療をこなしながら、新しい歯科情報を毎日アップデートしていますが、そんな中私はこの透明なマウスピース矯正『インビザライン』に出会いました。

「こんな装置で歯が動くのか?」当初は装置に対して懐疑的でした。

その答えを出すために私は自分で自分に透明なマウスピース矯正(インビザライン)をしてみることにしました。自分で実験したんですね。

結果、痛みはほぼ無く、周りの人に矯正していると気づかれることもなく治療は完了しました。

・・・驚きました。この矯正があの結婚式を控えている女性の時にあったなら、あんな痛い思いも目立ってイヤな思いもさせなくて済んだのではないかと強く強く思いました。

なので私はこの透明なマウスピース矯正を歯並びに悩んでいる多くの方におすすめしたいのです。

あれから20年近く経ち、マウスピース矯正はどんどん進化を遂げています。

私はこの矯正治療が歯並びを気にされて心から笑えない方、マスクの下に本当の笑顔を閉じ込めている方全ての光になるだろうと心から思っております。